【日本で手に入らず困るものとは?】


世界一レベルの接客サービス、安価で夜更けまで利用できる便利な交通サービス、世界各国の美味しい食が楽しめる東京で、外国人が「手に入らない」と困っている物とはいったいどんなものでしょうか。これまで、外国人の生徒や友人たちに聞いたことをここで挙げてみたいと思います。

    大きいサイズの衣服

カナダ人の生徒が仕事の面接に挑む際、「革靴はどこで買えるの。」と聞いてきたことがあります。革靴を求めて東京中を探し回っていたものですが、一般のデパートでは外国人サイズの靴が手に入らず、海外ブランドのショップはカジュアルすぎる、もしくは高級すぎて手に入らないのだそうです。海外のオンラインショップで買うこともで可能ですが、「今日中に必要」という状況ではどうしても間に合わないのです。靴のみならず、外国人サイズのコートやスーツなども日本ではなかなか買うことができず、国に帰ったときや出張で海外を訪れた時に買うという人も多いようです。

 

    母国の食材

お正月にはおせちやお雑煮、土用の丑の日にはうなぎなど、日本でも行事によって特別な食事をするように、欧米出身の人の多くは感謝祭やクリスマスにターキー(七面鳥)を使った食事をします。日本でも友人を家に招いて感謝祭のパーティーをしている外国人が多いのですが、そんな時彼らが買い求めるのがターキーまるまる1尾なんです。チキン1尾はあるかもしれませんが、ターキー1尾を手に入れるのはなかなか大変ですよね。ターキーに限らず、日本でも母国の味を手に入れたいと願う外国人は多く、チーズや特別な香料を求めて特定のスーパーまでわざわざ足を運んだりしているようです。ベジタリアンだったり、宗教的な理由で食べられない食材があったりすると、食べられる食材を探す方が大変です。成分表を理解するのも大変ですよね。

外国人の住民が多い地域では外国人向けのスーパーなども見かけますが、今後外国人来日者数が増えることを考えると、外国の食材を販売する店が増えてくるかもしれませんね。