『みるみる伝わるカタコト日本語~5つのポイント~』
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1.敬語をやめる
敬語は初級の後半で勉強するのですが、たいていの外国人は日常生活で敬語を使う機会がほとんどないことと、敬語の概念の難しさから、定着しないままにしています。そのため、「少々お待ちください。」や「申し訳ございません。」のような、よく耳にする敬語表現以外は、その意味を理解できないことが多いのです。
例)×「こちらでお召し上がりですか。」→ ○「ここで食べますか。」
2.です/ますの形で話す
日本語の教育は、「○○です/○○ます」という形で進められるので、外国人が一番聞き慣れています。また、「食べます」「飲みます」のような、「〇〇です/〇〇ます」という形は、「食べる」「飲む」という短い形よりも早く導入されることが多く、日本語を勉強し始めたばかりの外国人でも理解しやすい形なのです。
例)×「いつ日本に来たの?」→○「いつ日本に来ましたか?」
3.文を分解する
単語と単語は繋げずに、ひとつひとつを並べるようにして話しましょう。指示や禁止、許可などの機能を持つ表現は最後に付け加えるようにします。
例)×「ここに名前を書いて、受付に持って行ってください。」
○「ここに名前を書きます。受付に行きます。お願いします。」
4.漢語を避ける
漢語とは、主に漢字2字で作られる単語で、ビジネスなどのフォーマルな場面で使われます。フォーマルな場での日本語に聞きなれていない外国人にとっては難しい場合が多いので、漢語は避けるようにして話してみてください。
例)×「名前と住所を確認してください。」
○「名前と住所をチェックしてください。」
5.相手が「はい・いいえ」で答えられるように質問する
外国人は、聞かれた質問の意味は理解できても、それにどう答えればいいかわからないという経験を多くしています。あなたが選択肢を与えるようにしながら質問を投げかければ、相手はその中から答えを選ぶだけで済み、コミュニケーションはスムーズに進むはずです。
例)×「どうやって行くの?」→○「電車で行きますか。車で行きますか。」