先日、カフェで日本語のレッスンを行ったときのことです。
私は時間より少し早めにカフェに入り、紅茶を飲みながら生徒が来るのを待っていました。
しばらくして生徒がやって来て席に着き、飲み物を注文しようと店員さんに声をかけました。
「アイスティーをひとつお願いします。」
それを聞いた店員さんは私に向かって、
「はい。ご一緒にレモンかミルクをお持ちしましょうか?」
「ストレートで」と何事もなかったかのように答えた私の生徒は、店員さんが離れると、
「僕のこと見て!」と苦笑い。
それだけでなく、彼が「おしぼりをください」と頼めばそのおしぼりは私の手元に差し出され・・
彼は10年以上日本で生活をしているのでこんなことには慣れていると笑って話していましたが、そうではない外国人はどう感じるかなぁとしんみり。
日本語が話せる外国人の接客にさえ苦手意識を持っている方が大勢いるのに、ワールドカップやオリンピックで来日する外国人の接客は大丈夫なのでしょうか。
グローバルジャパン、最高のサービス、おもてなしを期待して来日する外国人は、目も合わない接客にどのような印象を持つのでしょうか。
少しずつ外国人客の接客研修なども増えていくことと思いますが、まるで透明人間になってしまったかのような寂しさを感じさせない接客が広がることを期待しています。